寒鰤とは?普通の鰤との違いを徹底解説
冬の味覚として珍重される「寒鰤(かんぶり)」。スーパーや魚屋で目にすることがあっても、普通の鰤と何が違うのか分からない方も多いのではないでしょうか。今回は、寒鰤の特徴と普通の鰤との違いについて詳しく解説します。
寒鰤とは何か?
寒鰤とは、晩秋から冬にかけて(11月~2月頃)に水揚げされる鰤のことを指します。特に12月から1月に獲れるものが最高級とされ、「冬の王様」とも呼ばれています。日本海側、特に富山県の氷見や石川県の能登で獲れる寒鰤は特に有名で、ブランド魚として高値で取引されます。
普通の鰤との最大の違いは「脂のノリ」
寒鰤と普通の鰤(春~夏に獲れる若鰤など)の最も大きな違いは、脂の量です。鰤は回遊魚で、冬に産卵のために南下する際、体内に大量の脂肪を蓄えます。そのため寒鰤は身全体に脂がのり、トロのようなとろける食感が特徴です。
一方、春から夏にかけて獲れる鰤は、まだ成長途中のものが多く、脂のノリは控えめです。身は引き締まっていてさっぱりとした味わいで、これはこれで美味しいのですが、濃厚さでは寒鰤には及びません。
味と栄養価の違い
寒鰤は脂が多い分、旨味成分も豊富です。刺身で食べると口の中でとろけるような食感があり、甘みとコクが際立ちます。また、鰤に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸も、寒鰤の方が豊富に含まれています。
普通の鰤は脂が少ない分、カロリーは控えめでヘルシーです。焼き物や煮物にすると身が締まりすぎず、ふっくらと仕上がります。寒鰤が「刺身向き」なのに対し、若い時期の鰤は「加熱調理向き」とも言えるでしょう。
価格と入手のしやすさ
寒鰤は漁獲量が限られる上に需要が高いため、価格は普通の鰤の2~3倍になることも珍しくありません。特にブランド産地のものは、1匹数万円することもあります。
一方、通年で獲れる鰤は比較的安価で入手しやすく、日常的に食卓に上がりやすい魚です。
まとめ:使い分けが大切
寒鰤は冬限定の贅沢品として、刺身やしゃぶしゃぶで味わうのがおすすめです。一方、普通の鰤は照り焼きやぶり大根など、家庭料理に気軽に使えます。どちらが優れているというわけではなく、季節や用途に応じて使い分けるのが理想的です。
鰤の詳しい栄養素や旬については、私が運営するjapanese-food.netで解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

