帝塚山学院幼稚園に感動!食育を通して2020年教育改革に沿った主体性を育む幼児教育を全力で実践!

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こんにちは。

編集長の松林です。

今回はご息女が同園の卒業生でいらっしゃる石黒篤子さんにご紹介いただき、食育活動に大変力を入れている帝塚山学院幼稚園の取材に行ってきました。

帝塚山学院は大正6年に設立。幼稚園では伝統として「挨拶」「けじめ」「思いやり」を受け継ぎながらも、革新的な保育活動を展開しています。

取材当日は、幼稚園全体でクッキングを実施教室していました。

年少組が作ったのは「みかんゼリー」

クッキングをする時のお約束や作り方を聞きながら、そしてゼリーが固まるおもしろさを感じながら、みんなで笑顔でクッキングをおこなっていました。


お友達と交代で混ぜます。わたしもぼくもやりたいな~


冷蔵庫でしばらくの間、おやすみなさい…冷蔵庫まで運び、みんなでゼリーになるように魔法をかけました☆


ゼリーはしっかり固まって大成功!ホイップクリームとチェリーをトッピングしていただきま~す♪

年中組・年長組が作るのは「抹茶豆乳プリン」作り。

抹茶と聞いて、子ども達は、「お茶がプリンになるの?」と不思議そうにしていました。

同じグループのお友達と協力して計量したり混ぜたりして楽しんで作業を進めました。抹茶のほろ苦い香りに、「これが抹茶の香りなの?」と何度も香りを楽しんでいました。冷蔵庫で冷やすと固まることにも驚いていた子ども達。ゼラチンが固めてくれることをお話すると、「不思議だね!ゼラチンって魔法だね!」と、目を輝かせていました。2~3時間冷やしたのち、ホイップクリームと甘納豆を使って、飾りつけを行い、頂きました。


抹茶の粉末をふるいにかけます。こぼれないように慎重に協力して行いましたね


皆で協力してこぼさない様にお玉でそっと容器に入れます


電動ミキサーを使ってホイップクリームを作ります。飛ばないように、気を付けながら使いましたね


午後からは、飾りつけ!トングを使って素敵に甘納豆を飾ります

今回、クッキング実施の様子を見て驚いたのが、園児たちの自発性!生クリームをもっと泡立てたい(機械を使いたい)園児に対して、「それなら、柔らかいクリームが良いか、固めのホイップクリームが良いか、みんなに聞いてみようか」と先生より。その園児は「みんなは柔らかいのと、固いクリームどっちが好きですか?」と大きな声で質問し、それに他の園児たちが手を上げて気持ちを伝える。さらに先生が「手伝ってほしいなぁ」と言うと、ほとんど全員の子が「はい」と立ち上がって手を上げる姿を見て、ますます帝塚山学院幼稚園の教育に興味が湧いてきました。

園長先生にインタビュー!


帝塚山学院幼稚園園長 田中幸枝様(食育インストラクターの資格もお持ちです)

帝塚山学院幼稚園が食育を熱心に取り組まれる理由を教えてください。

食べること、作ることを通して、子どもたちに主体性を養ってもらいたい。主体性を育む手段として、「食べるって楽しい」という感覚を実体験を通して身につけてもらうことが大切だと思い、食育活動に力を入れています。

自発的な子どもたちが多いように感じました(クッキングの様子の感想として)。

そうですね。自分たちの幼稚園では当日作って食べるだけではなく、前日からみんなで準備して、食べたことがあるか?など、事前に経験をみんなで話し合って興味を高めています。例えば今回の抹茶豆乳プリンは年長組では、以前に園内でお茶作りを行いましたので、その際のお茶との違いも事前に話をして興味を持って臨んでもらいました。「自分で作ったものがこんなにもおいしい!」と感じることが、次への意欲にもつながると感じています。


園内の菜園で茶葉栽培

一般的に幼稚園給食は、お弁当箱形式が多く見られます。しかし、本園では、食育教育の一環から「配膳形式」を採用しています。給食当番の園児が、ご飯やおかずを一つひとつクラスメートのトレイに配膳。給食を通して、配膳の仕方と食事のマナーを身につけるようにしています。さらに給食で使用する魚は、すべて骨付きです。ピンセットで骨を抜き、結着剤で接着した「骨なしの魚」は使用していません。骨付きの魚を食べることで、食べ物本来の自然な形を理解するとともに、箸使いも上達します。他にも大豆やひじきなど、箸使いが上達する食材を豊富に取り入れています

クッキング教室以外の食育は何か取り組まれていますか?

食への感謝の気持ちを育むように、園内に設けた菜園では種から育てることや有機栽培を心がけ、子どもたち自身が栽培にかかわってもらっています。自らさまざまな食べ物を育て、食べることで主体性を育み食への感謝の気持ちを持ってもらいます。

園で栽培しているもの(※一例)

そら豆、スナップエンドウ、なずび、きゅうり、ぶどう、さつまいも、ブロッコリー、白菜、大根など


空いたペットボトルを活用して、園内でお米作りまで!

みかん


プラム

ぶどう(デラウェア)

園内には美味しそうな果物もたくさん栽培されていました!

体験型プロジェクト保育について詳しく教えてください。

プロジェクト保育とは、1つのテーマを1年かけて深く学ぶのが特長です。テーマに沿って行うさまざまな体験の中で、学びに向かうための基礎となる知識や思考力・判断力・表現力、また主体性や協働性を育みます。

例えば、小麦であれば園内の菜園での「種まき」から始まり、「観察」、「麦踏み」、「収穫」、「石臼で製粉」、「パン作り」、「小麦粉で粘土作品」、そして最後には「発表」までをおこないます。


「麦踏み」の様子

自分の考えを表現したり伝えることは、これからの時代に欠かせない力で、幼い時から発表力を身につけます。教育においては、「どう思う?」「どうしたい?」を投げかけ、自分たちが経験したことをみんなで話し合うことも大切にしています。まだ小さい子たちなので、あくまで「食べるって楽しい、幸せ」と園児たちに感じてもらえれば十分、その中で自然と子ども達が主体性・論理的な思考を身につけてもらう教育プログラムとして、やっぱり食育はぴったりだと思いますね!


お昼ご飯の後はみんなでいっぱい遊びました!

帝塚山学院幼稚園ホームページ

編集後記

2020年教育改革では、覚えるだけの教育から主体的に行動できることが求められています。帝塚山学院幼稚園の教育は、まさに2020年教育改革に沿った幼児教育を実践。また料理を通して主体性を養うだけではなく、菜園の野菜の成長する高さ・長さなどから数字の感覚を身につけ、論理的な思考で数字を考える力も養っています。子どもが自分の未来をしっかり自分の手で輝かせれるように、まさに本物の幼児教育をここに見たというのが本音です。大人の私でもまた来たい!と心から思う素敵な幼稚園でした。

食育に興味の高い保育士・管理栄養士・栄養士さんには、是非帝塚山学院幼稚園のような食育活動に熱心な園を紹介したいですね!園長先生!長い時間の取材ありがとうございました!
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資格:東京農業大学 食農教育研究室 メディアアドバイザー
好きな料理、食べ物:ステーキ・お肉なら何でも大好き!
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