二十四節気の食ネタについてお届けします。
2026年3月5日(木)は啓蟄(けいちつ)の日。
期間は3月5日(木)から3月19日(木)まで。
啓蟄とは、
冬の間に土の中でじっとしていた虫たちが、春の気配に誘われて姿を見せ始める頃という意味。
大地がゆるみ、日差しが少しずつ明るさを増してゆきます。
立春からひと月。
やわらかな日差しが差す一方で、冷たい雨に足止めされる日もあり、
春の扉が開くまでの“ゆるやかな揺らぎ”を感じる季節です。
【旬のさかな】イカナゴ
【旬のやさい】春キャベツ
【旬のくだもの】いちご
【おすすめ食材】イカナゴ
春を告げる魚として、古くから瀬戸内や関西地方で親しまれてきたイカナゴ。
中でも甘辛く炊き上げる「イカナゴのくぎ煮」は、春の訪れを告げる季節の風物詩です。
関東ではあまり見かけない魚ですが、
産地では「くぎ煮の季節が来たね」と、暮らしに溶け込んだ春の味となっています。
啓蟄の頃のイカナゴは、身がやわらかくふっくらとして、炊いても揚げても美味。
天ぷらや唐揚げにすれば、春ならではの軽やかな旨味が広がります。
栄養面でも非常に優秀で、特に小魚ならではの“骨ごと食べられる”利点が魅力。
イカナゴに多く含まれる主な栄養素
**カルシウム**
骨や歯の健康に欠かせない成分。春先の寒暖差で自律神経が乱れやすい時期、
イライラの予防や筋肉のこわばり緩和にも役立つと言われます。
**ビタミンD**
カルシウムの吸収を助ける“相性の良い栄養素”。
冬から春にかけて不足しがちでも、小魚でしっかり補えます。
**たんぱく質**
身体づくりのもとになる栄養。淡泊ながら質の良いタンパク源で、疲れやすい春の体調管理に◎。
**DHA・EPA(オメガ3脂肪酸)**
血流をサラサラにし、脳や神経の働きを整える働きも。
季節の変わり目でぼんやりしがちな時にも取り入れたい成分。
**鉄分**
小魚の中では比較的多く、貧血気味の方にも嬉しい食材。
「骨を強くし、気持ちを整え、春のゆらぎに負けない体をつくる魚」
春先に必要な栄養が詰まっています。


