二十四節気の食ネタについてお届けします。
2025年11月22日(土)は小雪(しょうせつ)の日
期間は11月22日(土)から12月6日(土)まで。
小雪とは『わずかに雪が降り始める頃』という意味で、まだ本格的な雪ではないものの、寒さが増して雨が雪に変わることがあります。
この時期、春を思わせるような暖かな日になることがあります。このような日を『小春日和』といいます。この小春日和が続くと、草花が春と勘違いする現象が起き、春の花が咲くことがあります。これらの花は『帰り花』『忘れ花』『狂い花』などと呼ばれています。
【旬のさかな 】タラバガニ
【旬のやさい 】菠薐草(ほうれんそう)
【旬のくだもの】蜜柑(みかん)
【旬の食材】タラバガニ
タラバガニは、見た目はカニ似ていますが、カニではなくヤドカリの仲間。これは、カニが持つ脚がハサミを含めて10本であるのに対し、タラバガニは2本の脚が甲羅の中に隠れており、外からは8本に見えるなど、ヤドカリに共通する特徴を持つためです。
タラバガニの旬は11月~2月頃。冬に脱皮を終えて殻が硬くなった『硬ガニ』は身がぎっしり詰まっており、肉厚で濃厚な旨味を楽しめます。
また、流氷が去った春先も甘みが増すので、もうひとつの旬といわれています。
タラバガニは高タンパクで低カロリーな食材です。ビタミンB12・亜鉛・マグネシウム・セレンなどのミネラルやビタミンが豊富で、貧血予防・免疫力向上・疲労回復などが期待できます。
小雪の時期に旬を迎える食材は、からだを温める料理に最適なものが多いのが特徴です。鍋料理やスープなどで旬の味覚を楽しみましょう。

