『寒露(かんろ)』

二十四節気の食ネタについてお届けします。

2025年10月8日(水)は寒露(かんろ)の日。
期間は10月8日(水)から10月22日(水)まで。

「寒露(かんろ)」とは、草木に冷たい露が降りはじめる頃のこと。
秋が深まり、朝晩の空気がひんやりと澄んできます。
空は澄みわたり、月がいっそう美しく見える時期でもあります。紅葉にはまだ早いものの、空気はすでに秋の色を帯び、季節の移ろいを感じさせてくれます。

【旬のさかな】鰆(さわら)
【旬のやさい】蓮根(れんこん)
【旬のくだもの】柿(かき)

【おすすめ食材】鰆(さわら)
春の魚の印象が強い鰆(さわら)ですが、実は秋にも脂がのる「戻り鰆」の季節があります。
この時期の鰆は身がしっとりと締まり、旨味が濃く、焼きものや煮つけにしても絶品。
上品な白身でありながら、ほどよい脂の甘みがあり、秋の食卓にふさわしい味わいです。

おすすめは、香ばしく焼き上げた「さわらの西京焼」や「照り焼き」。
味噌や醤油の風味が魚の旨味を引き立て、冷めても美味しくいただけます。
また、旬のれんこんやきのこと合わせた煮ものにしても、秋らしい一皿に。

栄養面では、鰆は高たんぱくで低脂肪。ビタミンB群やDHA・EPAも豊富に含まれ、疲労回復や生活習慣病の予防にも効果的。
季節の変わり目で体調を崩しやすいこの時期に、やさしく力をくれる魚です。

秋晴れの日が多い一方で、短い周期で秋雨も訪れます。
寒暖差に気をつけながら、短くなる日差しのなかで秋の味覚をゆっくり楽しみたいですね。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター
好きな料理、食べ物:旬のもの♪
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