二十四節気の食ネタについてお届けします。
2025年9月7日(日)は白露(はくろ)の日。
期間は9月7日(日)から9月22日(月)まで。
「白露(はくろ)」とは、夜のあいだに大気が冷えて草花に朝露が宿りはじめる頃を指します。
暦のうえでは秋が深まりはじめる時期。まだ暑さは残りますが、朝夕には涼しい風が感じられ、空も澄んで高くなり、少しずつ秋の気配が色濃くなっていきます。
【旬のさかな】魳(かます)
【旬のやさい】里芋(さといも)
【旬のくだもの】梨(なし)
【おすすめ食材】魳(かます)
秋の初めに旬を迎える魚のひとつが「かます」
スマートな体つきで一見あっさりとした印象ですが、秋のかますは脂がのり、焼くと上品な旨味が口いっぱいに広がります。なかでも「かますの塩焼き」は、皮目が香ばしく、身はふっくらと仕上がり、食欲をそそる一品です。
また、干物にして旨味を凝縮した「かますの一夜干し」も人気。照り焼きや揚げ物にしても美味しく、食卓のさまざまな場面で活躍してくれる魚です。
栄養面では、良質なたんぱく質やビタミンB群を含み、疲労回復やエネルギー代謝を助けてくれるのが特長。暑さが残る季節の変わり目に、体を整えてくれる心強い味方です。
昼間はまだ汗ばむ陽気でも、朝夕はひんやりとした空気が漂いはじめる白露。
夏の疲れが残る体に、旬のかますを取り入れて、秋の食卓を楽しんでみてはいかがでしょうか。