『立秋(りっしゅう)』

二十四節気の食ネタについてお届けします。

2025年8月7日(木)は立秋(りっしゅう)の日。
期間は8月7日(木)から8月22日(金)まで。

「立秋(りっしゅう)」とは、暦のうえで秋の気配が立ちはじめる頃。
とはいえ、実際には一年でもっとも暑さが厳しい時期。連日の猛暑に秋の涼しさはまだ遠く感じられますが、夕暮れの風や虫の音に、少しずつ季節の変わり目が感じられます。

【旬のさかな】銀鮭(ぎんざけ)
【旬のやさい】秋葵(オクラ)
【旬のくだもの】無花果(いちじく)

【おすすめ食材】銀鮭の西京焼
銀鮭は本来、秋に旬を迎える魚ですが、国産の養殖ものは春から夏にかけて水揚げのピークを迎えます。立秋の頃には、脂がしっかりのった旬の名残を楽しめる時期ともいえるでしょう。

脂ののった銀鮭を、甘みのある西京味噌にじっくり漬け込み、香ばしく焼き上げた「銀鮭の西京焼」。味噌の風味と鮭の旨味が絶妙に合わさり、ごはんがすすむ一品です。
西京味噌に漬けることで、魚の臭みが和らぎ、しっとりとした口当たりに。焼き上げると、ふわっと広がる香りが食欲をそそり、暑さに負けがちなこの季節にも、自然と箸が進みます。

銀鮭は良質なたんぱく質やビタミンD、EPA・DHAを豊富に含み、夏の疲労回復や免疫力の維持にも一役買ってくれる栄養豊かな食材。とくに味噌との組み合わせは、腸内環境を整える相乗効果も期待できます。

立秋を迎える頃は、まだまだ厳しい暑さが続きます。
疲れやすいこの時期だからこそ、しっかり食べて体調を整えたいもの。
秋の気配をほんの少し感じながら、
やさしく滋味深い味わいの西京焼で、からだをいたわってみてはいかがでしょうか。

 

 

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター
好きな料理、食べ物:旬のもの♪
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