二十四節気の食ネタについてお届けします。
『立春(りっしゅん)』
2025年2月3日(月)は立春(りっしゅん)の日。期間は2月3(月)から2月17日(金)まで。
立春は二十四節気の第1節目、最初の節気。春の始まりとされる日です。
立春を迎えると暦のうえでは春となり、「寒さも峠を越え、春の気配が感じられる」とされます。
そのため、挨拶状では立春を境に、「寒中見舞い」から「余寒見舞い」に変更する必要があります。
【旬のさかな】ニシン
【旬のやさい】さやえんどう
【旬のくだもの】レモン
【ニシンの食ネタ】
別名「春告魚(はるつげうお)」と呼ばれ、俳句などで春の季語としても登場します。
ニシンの漁獲シーズンは2~3月です。
産卵期を控えたニシンが北海道沿岸に集まった所を漁獲します。
産卵を控えたニシンは魚卵や白子を蓄えている他、産卵に備えて身付きも良く栄養も豊富です。
旬のニシンは身にほんのりとした甘みを感じ、上品な味わいが人気で、ぷりぷりした魚卵や白子など余すところなく味わうことができます。
ニシンの卵=「数の子」としても有名ですね。
魚卵の一種と聞けば、コレステロールが多く含まれているといった印象を受けるかも知れませんが、
数の子に含まれるコレステロールは、鶏卵の3分の2以下。さらに、イクラなど他の魚卵と比べてもとても少ないのです。
また、青魚に多く含まれるいイメージがあるEPAやDHA。実は数の子のEPA、DHA含有率はサンマやマグロより多いのです。
「数の子」は天然のサプリメントと呼ばれることもあります。