『雨水(うすい)』

二十四節気の食ネタについてお届けします。

2024年2月19日(月)は雨水(うすい)の日
期間は2月19日(月)から3月4日(月)まで。

雨水とは『降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期』という意味です。草木が芽生える頃で、昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。春一番が吹くのもこの頃です。
本格的な春の訪れにはまだ遠く雪が降ったりもしますが、寒い日と暖かい日が交互にくる『三寒四温(さんかんしおん)』を繰り返しながら春に向かっていきます。
また、雛人形は厄を移した人形を水に流していたことに由来するため、水が豊かになる雨水に雛人形を飾り始めると良縁に恵まれるといわれています。

【旬のさかな 】蛤(はまぐり)
【旬のやさい 】芥子菜(からしな)
【旬のくだもの】八朔(はっさく)

【雨水のおすすめ食材】蛤(はまぐり)
蛤は、夏の産卵に向けて栄養を蓄えている2月から4月にかけてが、身も太くなりもっとも美味しい時期です。
二枚の貝がぴったり重なることから、良縁や夫婦円満になる縁起の良い食材とされています。そのため、蛤のお吸い物は雛祭りの定番料理としても欠かせない存在です。
蛤の特徴的な旨味成分であるグルタミン酸は、脂質の蓄積を抑えたり、肌を美しく保つ働きがあります。
日常生活で不足しがちな鉄や亜鉛も豊富に含まれ、貧血予防や抜け毛を予防して艶のある髪質を保つのにも役立ちます。
その他、肝機能を高めて高血圧を予防する働きのあるタウリンや、動脈硬化のリスクを抑える働きのあるビタミンB12、葉酸なども含まれる栄養価の高い食材です。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター
好きな料理、食べ物:旬のもの♪
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