『大雪(たいせつ)』

二十四節気の食ネタについてお届けします。

2023年12月7日(木)は大雪(たいせつ)の日、「おおゆき」ではなく「たいせつ」と読みます。
期間は12月7(木)から12月21日(木)まで。

大雪とは、雪が盛んに降りだす頃という意味で、山の峰々は雪をかぶり、平地にも雪が降る時期です。
その字のごとく大雪(おおゆき)になる地域もあります。大雪には雪が激しく降り始めるころという意味があります。

【旬のさかな 】ぶり
【旬のやさい】小松菜
【旬のくだもの】レモン

【大雪の花】
大雪の訪れを感じさせてくれる花として「アロエ」があります。
一般的に、薬用や食用として知られている多肉植物のアロエ。寒い季節になると赤、オレンジ、黄色といった、明るい色をした円錐状の花を咲かせる鑑賞価値の高いお花です。
その優れた効能から「医者いらず」という別名がある植物ですが、鑑賞価値の高い花にも注目です。

【アロエの食ネタ】
●アロエの食べ方
アロエの中でもアロエベラの葉は大きく、皮を除いた半透明の葉肉部分は無味無臭のため、そのままヨーグルトに入れたり、刺身やサラダとしても食べられています。
調理する際は、トゲをとって皮をむき、スライスしてさっと茹でて使います。
アロエは、ジュースとして飲む方法も知られています。トゲをとった3cmほどのアロエをすりおろし、水とはちみつを入れミキサーにかけます。レモン汁やリンゴを加えると苦みが抑えられます。

●アロエに含まれる成分と性質
アロエには約200種類もの有効成分が含まれています。原産地である砂漠の厳しい環境でも生き抜くことができるよう、多くの栄養成分がその葉に蓄えられたためであると考えられています。
アロエの主成分の一つは、ゼリー質に含まれる多糖体です。多糖体とは、たくさんの糖が繋がり、様々な働きを持つ成分のことです。他にも、胃の調子を整え、健胃作用を持つアロエモジン、殺菌作用を持つアロエチン、緩下作用(かんげさよう)を持つアロイン、抗腫瘍性の働きを持つアロミチンやアロエウルシンなどが含まれています。
また、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンEといったビタミン類、カリウム、鉄分などのミネラル類など多くの成分も含まれています。

「食べるもよし、塗ってよし」。アロエは昔から「医者いらず」といわれ、民間療法でよく用いられている植物です。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター
好きな料理、食べ物:旬のもの♪
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