『芒種(ぼうしゅ)』

二十四節気の食ネタについてお届けします。

『芒種(ぼうしゅ)』
2023年6月6日(火)は芒種(ぼうしゅ)の日
期間は6月6(火)から6月20日(火)まで。

芒種には「稲など芒(のぎ)※のある穀物の種をまく季節」という意味があります。
※芒(のぎ)とは、稲や麦などイネ科の植物の先端にある棘のような突起がある部分のこと。
旧暦の芒種は4月末~5月上旬にあたり、稲など穀物の種をまく目安の日とされていました。
農家の方にとって一年の中で最も忙しくなる時期であったことから、「忙種」とも言われていたそうです。
現在の新暦での芒種は6月5日〜6日頃で、実際の種まきの時期とずれている為、梅雨入りの目安として使われることが多いのだそうです。

【旬のさかな 】鱚(きす)
【旬のやさい】トマト
【旬のくだもの】梅

【梅の食ネタ】
梅の品種は大きく分けて3種類。主に梅干しに使われる「完熟梅」、梅酒などに使われる「青梅」、粒の小さな「小梅」に分けられます。
品種によって選ぶポイントが異なりますが、一般的には果実がふっくらとしていて丸みがあり、果皮に張りがあるものを選ぶようにしましょう。また、表面に傷や斑点がないかも重要なポイントです。
●完熟梅:木成りで熟したものがおすすめです。実がきれいな黄色で大きく、いい香りがするかもポイントです。青梅を追熟させて黄色くなったものよりも香り高く、仕上がりにも差が出ますよ。
●青梅:果肉が固く引き締まっていてきれいな緑色をしており、粒の大きさが揃っているものを選びましょう。
●小梅:カリッと固めの食感に仕上げるために、未熟な青いものを選びましょう。また、常温で置いておくと追熟して黄色くなってくるので、できる限り早めに加工するようにしましょう。

【梅の栄養素】
梅の主成分はクエン酸やリンゴ酸などの有機酸です。他にはβカロテンやビタミンB群、カリウムや鉄などの栄養素がバランスよく含まれています。
●有機酸(クエン酸、リンゴ酸):クエン酸やリンゴ酸などの有機酸は、不足しがちなカルシウムや鉄などのミネラルの吸収を助ける働きがあります。
●βカロテン:βカロテンは体内でビタミンAに変換され、活性酸素から身体を守って免疫力を高める効果が期待できます。
●カリウム:カリウムには、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。塩分の摂りすぎやむくみを解消し、血圧を下げる効果が期待できます。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター
好きな料理、食べ物:旬のもの♪
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