冬のドライハーブ活用|コーンフラワーとカモミール【racssの菜園ごはん】


~北海道の家庭菜園から~
小さな庭の畑で野菜やハーブ、果樹を育てています。
こちら北海道は深い雪の中。
保存しておいたものをゆっくり楽しむ季節です。

野菜とハーブの混植

わたしの家庭菜園では、野菜とハーブを混植しています。
双方に良い効果のある「コンパニオンプランツ」として働くものもあれば、特に効果があるというわけではないけれど仲良く共生できる関係もあります。
野菜の隣でハーブの花が咲く景色はなかなか楽しいもの。


昨シーズン、枝豆のとなりできれいな花を咲かせていたのがコーンフラワーです。コーンフラワーは和名「ヤグルマギク」。小学校の花壇に植えられていたのを見て以来、私の大好きな花でもあります。
コーンフラワーは、葉っぱが細いので他の野菜の日当たりを遮ることもないし、かえって蜂などの益虫をよんで受粉を助けてくれる効果があります。


こちらはカモミール。カモミールは植物のお医者さんと呼ばれることもあるほど畑で有用なコンパニオンプランツです。特にウイルス病の原因ともなるアブラムシの被害から他の野菜を守ってくれます。

そしてどちらも、食べられる花だというところが特にお気に入り。畑で働いてくれるだけでなく、料理にも使えるとなったらすごくオトクな感じ、しますよね。
サラダに散らしたり、夏菓子のトッピングにしたりとずいぶん楽しみました。

冬のくつろぎハーブティを作る


次から次に咲くコーンフラワーとカモミールの花を摘んで乾燥させておいたのがこちらです。
乾燥保存しておけば、冬の間もハーブを楽しむことができます。

コーンフラワーは消化を助けたり、肌の収れん作用があるハーブですし、カモミールといえばリラックス効果、殺菌効果などで有名ですよね。
同じく菜園の隅で茂るミントやレモンバームを保存しておいたものも合わせると、ハーバルバスにしたりポプリにしたりといろいろな楽しみ方ができます。

寒い今夜は、温まりながらくつろげるミルクティーにしましょうか。


紅茶に熱いお湯を注いで数分待ってから、コーンフラワー、カモミール、ミントをポットに入れます。ハーブを後から入れるのは、苦味を出さないためです。ふたをして3分から5分蒸らします。

カップの中にミルクとはちみつを少々入れておき、ハーブティーを注ぎ入れます。
色を楽しむためにコーンフラワーの花びらを散らしたら、ほっと優しい味のミルクティーのできあがり。

ストーブにあたりながら、ゆっくり飲みたいミルクティーです。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター2級、調理師
好きな料理、食べ物:すいか、ハーブ、ラタトゥイユ
ハーブや野菜づくりにはまり中。美味しい菜園コラムをお届け!
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