『大暑(たいしょ)』

二十四節気と食ネタについてお届けします。

『大暑(たいしょ)』
2022年7月23日(土)は大暑(たいしょ)の日
期間は7月23日(土)から8月6日(土)まで。

『大暑(たいしょ)』は、二十四節気における夏の一番最後の節気です。
「大きく暑い」と書くことからわかるように、一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃を指します。
安定した夏空が広がるようになる時期ですが、日に日に暑さが増し蒸し暑くなります。夏バテや熱中症などにならないよう、栄養摂取や水分補給、暑さ対策が必須です。

【旬のさかな 】穴子
【旬のやさい】ゴーヤー
【旬のくだもの】ぶどう

【大暑の食ネタ】
うなぎでお馴染みの土用の丑の日は、夏の土用にめぐってくる丑の日をいいます。夏の土用は立秋前の約18日間なので、立秋前の節気である大暑と重なります。最も暑い時期、夏バテ予防のために鰻を食べる風習があります。

鰻を食べる風習が一般にも広まったのは江戸時代の頃。一説によると「夏は売上が落ちる」と鰻屋から相談を受けた蘭学者の平賀源内が、店先に『本日丑の日、土用の丑の日うなぎの日、食すれば夏負けすることなし』という看板を立てたところ、それが大繁盛となりこの風習が定着したそうです。

実際に鰻には、ビタミンAやビタミンB群などの疲労回復や食欲増進に効果的な栄養素が多く含まれていて、夏バテ防止にはピッタリの食材といえます。
鰻の他にも、「土用しじみ」「土用餅」「土用卵」など、土用の期間に食べると良いといわれている食べ物もあります。食が細くなりがちな暑い夏の時期を乗り切るために、先人が考えた暮らしの知恵であることがわかります。

 

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター
好きな料理、食べ物:旬のもの♪
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