『立夏(りっか)』

二十四節気の食ネタについてお届けします。

『立夏(りっか)』
2022年5月5日(木)は立夏(りっか)の日
期間は5月5(木)から5月20日(金)まで。

「夏が立つ」と書くように夏の兆しが見え始める頃。春分と夏至のちょうど中間にあたり、この日から立秋の前日までが夏になります。
本格的な夏はまだ先で、気温もさほど高くはありませんが、陽の光は1年の中で最も強く、「光の夏」とも呼ばれています。

【旬のさかな 】アサリ
【旬のやさい】アスパラガス
【旬のくだもの】イチゴ

【おいしい新茶を楽しめる時期】
「新茶」はその年の最初に生育した新芽を摘みとって作ったお茶のことで、縁起の良い「初物」として昔から親しまれています。
立春(2月4日頃)から数えて88日目の八十八夜である5月上旬に摘まれる茶葉が新茶になります。
冬の間蓄えられた養分が詰まった新茶は、テアニン(アミノ酸の一種)が多く含まれており、苦味よりも甘味が引き立つ味わいです。また、お茶の旬ともいえる時期の日本茶は栄養価も高く、新芽独特の爽やかですがすがしい香りが特徴です。

緑茶には、ビタミンCが豊富に含まれていて、レモンの3~5倍の量が入っているともいわれています。また茶殻には、お湯で淹れたお茶では抽出されない、脂溶性成分βカロテン、ビタミンA、ビタミンEや食物繊維まで摂取することができます。水(湯)に溶け出してお茶として摂取できる成分は、水溶性であるカテキン、テアニン、ビタミンCなど全体の3割であり、上記の脂溶性成分7割は茶殻に残っています。

新茶の茶殻は、渋みが少なく苦味がないので、おひたしにしたり、お吸い物に入れるなどそのまま食べるのにも向いています。他にも乾燥させて粉末にし、塩やゴマと混ぜてふりかけにしたり、クッキーやパンケーキなどの生地に混ぜればお茶の風味を楽しむことができます。とはいえ、茶殻にもカフェインは含まれていますので、適量にしましょう。紫外線対策としても知られているビタミンAやビタミンE。これからの季節に備えて茶葉からもしっかり摂取していきたいですね。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター
好きな料理、食べ物:旬のもの♪
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