『清明(せいめい)』

二十四節気の食ネタについてお届けします。

『清明(せいめい)』
2022年4月5日(火)は清明(せいめい)の日
期間は4月5(火)から4月19日(火)まで。

清明とは、「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」という言葉を略したもので、「すべてのものが清らかで生き生きとしている」という意味です。
清明の頃には、南東から「清明風(せいめいふう)」と呼ばれる穏やかな風が吹いてきます。冷たい北風の季節が終わり、春の到来を知らせてくれる風です。

◎玄鳥至(つばめきたる)4月5日~4月9日頃
冬の間、暖かい東南アジアの島々で過ごしていたツバメが、海を渡って日本にやってくる頃。
ツバメの到来は、本格的な春と農耕シーズンを表しています。

◎鴻雁北(こうがんかえる)4月10日~4月14日頃
ツバメとは反対に、冬の間日本で過ごした雁(がん)が北のシベリアへと帰っていく頃。

◎虹始見(にじはじめてあらわる)4月15日~4月19日頃
春が深くなるにつれ、空気が潤ってくるので、この時期から雨上がりにきれいな虹を見ることができます。

【旬のさかな 】鰹(かつお)
【旬のやさい】韮(にら)
【旬のくだもの】清見(きよみ)

【清明の時季のオススメ食材】
◎初鰹(はつがつお)
餌を求めて北に移動するものを「のぼり鰹」と呼び、とくに3月から6月頃に獲れるものを「初鰹」として、竹の子やゼンマイと共に春の旬として上げられます。初鰹は餌場に向かう途中で水揚げされるため比較的細身のものが多くなります。味は脂身が少なくあっさりとしていて、鮮やかな赤身なのが特徴です。

◎新じゃがいも
通常、秋に収穫されるじゃがいもは収穫後に貯蔵して熟成させますが、新じゃがいもは、貯蔵・熟成期間を省いて収穫後すぐに出荷します。そのため通常のじゃがいもと比べて皮が薄くてやわらかく、水分を多く含んでいるので、みずみずしい食感を味わうことができます。
じゃがいもは、ビタミンCが豊富に含まれています。野菜の栄養素は皮と身の間に最も多く含まれているので、丸ごとフライにするなど皮つきのまま調理するのがオススメです。

各地で桜前線は北上し、草木がいっせいに花を咲かせます。
空は澄んで晴れわたり、景色は明るくキラキラと活気あふれることから、この時期は春らしさを存分に感じられるようになります。

職業:フリーランス
資格:食育インストラクター
好きな料理、食べ物:旬のもの♪
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