『啓蟄(けいちつ)』

二十四節気と食ネタについてお届けします。

『啓蟄(けいちつ)』
2020年3月5日(金)は啓蟄(けいちつ)の日
期間は3月5日(金)から3月19日(金)まで。

読み方は「けいちつ」と読みます。
啓には「開く」や「開放する」という意味、蟄には「寒い時期に虫が土の中に籠もる、隠れる」という意味があり、冬ごもりしていた虫たちが地中から目覚めて出てくる季節ということを表しています。

啓蟄は、本格的な春(春分)を迎える直前の季節です。
一雨ごとに気温が上がり、麗らかな陽光の中に春を感じ始めるようになります。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時季でもあるので、旬の食材を使ったお料理で体調を整え、新しい季節を迎えましょう!

【旬のやさい】たけのこ
【旬のさかな 】 針魚(サヨリ)
【旬のくだもの】八朔(はっさく)

【啓蟄の時季のオススメ食材】
◎たけのこ
たけのこはちょうど啓蟄の頃に旬を迎え、土から立派に出てくる姿を見かけるようになります。
旬のたけのこは歯ごたえがあるので、たけのこご飯や天ぷら等で食べると、一段と食材の美味しさを味わうことができます。

◎山菜
春の到来を感じるさせる、「ワラビ」や「ゼンマイ」のような山菜も啓蟄の頃に旬を迎えます。
春先の山菜には独特の苦みがありますが、「春の皿には苦みを盛れ」という言葉もあるように、この苦みが冬の間に体にたまった老廃物を流し出し、春先の体調を整えてくれます。
ほろ苦い味がなんともいえない、この時季だけの旬の味覚を、炊き込みご飯や、おひたし、和え物、煮物、天ぷらなど、様々なメニューで味わいたいものです。

◎針魚(サヨリ)
銀白色に輝くサヨリは「春を告げる美しい魚」といわれ、秋冬から春にかけて旬を迎える白身の高級魚です。
香り高く上品な味わいで、特に啓蟄の頃には旨みや脂が適度に乗っていて味も濃厚です。お刺身、お寿司のネタはもちろん、お吸い物、焼き物、てんぷらなどでも美味しくいただけます。

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