白露の次候『鶺鴒鳴(せきれいなく)』

二十四節気(七十二候)と食ネタについてお届けします。

白露の次候『鶺鴒鳴(せきれいなく)』
2020年9月12日(土)から9月16日(水)

鶺鴒(せきれい)が鳴きはじめる頃。
長い尾を上下に振りながら歩くのが特徴の鶺鴒。その名前には「背筋を伸ばした美しい姿勢の鳥」という意味があるのだそう。

【旬のやさい】里芋
【旬のくだもの】柿
【旬のさかな 】鰹(カツオ)

【白露 次候の食ネタ】鰹(カツオ)
鰹は旬の季節が春と秋の年二回ある珍しい魚です。春、黒潮にのって太平洋岸を北上する時期に漁獲したものを 「初鰹」、秋、水温の低下に伴い南下してきたところを漁獲したものを「戻り鰹」 と呼びます。

エサ場に向かって北上中の「初鰹」は、脂身よりも赤身が多く、爽やかでみずみずしい味わいが特徴です。
一方、白露の時節に旬を迎える「戻り鰹」は、夏場にエサをたっぷり食べている為、脂がたっぷりと乗っていて、濃厚でもっちりした味わいが特徴です。

カツオに多く含まれているのが、脳の働きを活性化させる「DHA(ドコサヘキサエン酸)」と血液をサラサラにしてくれる「EPA(エイコサペンエン酸)」で、その含有量は魚の中でもトップクラス。
また、コレステロールを減らし肝機能を高めるタウリンや、ビタミンB群・Dも豊富で、ミネラル成分もカルシウム、カリウム、亜鉛等がバランス良く含まれており、とても栄養価の高いお魚です。

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