処暑の末候『禾乃登(こくものすなわちみのる)』

二十四節気(七十二候)と食ネタについてお届けします。

処暑の末候『禾乃登(こくものすなわちみのる)』
2020年9月2日から9月6日

稲穂がこぼれるように実り、黄金色に色づき始める時節。
「禾」は「いね」や「のぎ」とも読み、穂を実らせた穀物を表した象形文字だといわれています。
台風の到来も多い時期です。備蓄品のチェックなど早めの備えも大切です。

【旬のさかな 】おこぜ
【旬のくだもの】桃
【旬のやさい】とうもろこし(玉蜀黍)

【処暑 末候の食ネタ】とうもろこし(玉蜀黍)
イネ科の植物で米、小麦と共に世界三大穀物のひとつ。
原産地は中南米で、その歴史は古くマヤ・アステカ文明の頃から栽培されていたのだとか。
日本では明治時代に北海道開拓を機に本格的な栽培が始ったのだそうです。

一般的に野菜として食べているとうもろこしは、「スイートコーン」と呼ばれる甘味種で、全ての粒が濃い黄色の「ゴールデンコーン」、白粒種の「シルバーコーン」、もっとも甘みが強いといわれている「バイカラーコーン(日本のとうもろこしの主流)」の3種類があります。

トウモロコシは体のエネルギー源となる炭水化物を主成分とし、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群、リノール酸、食物繊維、そしてカルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでいて栄養が豊富です。

甘みや風味が落ちやすいので、新鮮なうちに調理して食べた方がよいのですが、すぐに食べない場合は、蒸す・茹でるなどの加熱調理後、密封して冷凍保存がオススメです。

とうもろこしを選ぶ際のポイント!
★実が詰まっていてふっくらツヤのあるもの
★皮の色が濃い緑のもの
★ひげが茶色でふさふさしたもの

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