処暑の次候『天地始粛(てんちはじめてさむし)』

二十四節気(七十二候)と食ネタについてお届けします。

処暑の次候『天地始粛(てんちはじめてさむし)』
2020年8月28日から9月1日

夏の暑さがようやく落ち着いてくる頃。「粛」は縮む、しずまるという意味があります。
天気図に秋雨前線が登場し、冷たい空気とともに秋を運んできます。とはいっても、日中はまだまだ暑く、夏の気候が続きます。

【旬のさかな 】太刀魚(たちうお)
【旬のやさい】すだち
【旬のくだもの】ぶどう

【処暑 次候の食ネタ】ぶどう
世界で最も生産量の多い果物の一つである「ぶどう」。その品種は10,000種以上あるといわれ、果皮の色によって黒、赤、緑(白)の3つに大別されます。

ぶどうは別名「畑のミルク」とも呼ばれるほど栄養価が高く、特にブドウの果皮や種子には様々なポリフェノールが含まれていて、ガンや動脈硬化の予防、眼精疲労の回復などに効果があるといわれています。
また果実に多く含まれるブドウ糖や果糖は、体内ですぐにエネルギーにかわり、疲労回復や脳の働きを活発にして集中力を高める効果があるといわれています。

ぶどうを選ぶ際のポイント!
★実がふっくらとして果皮にハリがあるもの
★果皮にブルーム※が付着しているもの
★軸が綺麗な緑色のもの
★黒ぶどうは黒紫色、赤ぶどうは濃紅色、緑ぶどうは黄色味みがかったもの

※ぶどうの表面についている白い粉。
果実に含まれる脂質から生成されたろうが表面に発生したもので、果実を雨や病気から守り、鮮度を保つ働きがあります。

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