普段の料理にも応用できる!ポリ袋を使った防災ごはんを学んできました!

こんにちは!

東京農業大学 国際食農科学科

食農教育研究室の鵜足拓矢です!

先日、ピポット高松で行われた料理教室「いざという時の防災ごはん」に参加してきました!講師は食育指導士の”くま子さん”。

9月1日は防災の日でした。皆さんは災害時の食についてどのようにお考えでしょうか?

電気・ガス・水道が復旧するまでの間、限られた少ないエネルギーと水で生活する知恵や普段の料理にも応用可能な料理方法を学んできました!

当日のメニュー
・肉そぼろとたまごとほうれん草の3色丼
・切り干し大根のマリネ
・かぼちゃ煮
・豚汁

下準備は材料、調味料を全てポリ袋に入れるだけです。

あとはお鍋にお湯を沸かし20分加熱するだけ!材料は全部同時に入れます。

最後に盛り付けて完成です!

ポリ袋を使って料理をする利点は

「旨味が逃げない」

「調味料が少なくてすむ」

「真空調理で煮崩れがなく味が染み込む」

そして、鍋1つで同時調理。

最後に洗い物まで簡単!

お料理に役立つ利点ばかりですよね!

非常時には、ポリ袋で料理をすると鍋の水が汚れないので水を残しておけば次も調理できます!また、お皿にポリ袋ごと乗せて開くと食器を洗う必要もありません!

【調理時の注意点】

ポリ袋内に空気が入ると湯せん時に空気が膨張し破裂の危険があるので、できるだけ空気を抜きます。加熱時は鍋底の熱で袋が溶けないようにするためにお皿を沈めます。鍋の側面、ふちにもポリ袋が当たらないように気をつけます。火加減は少しポコポコ沸騰するぐらいに調節します。

日本のご家庭なら必ずあるお米を災害時に食す方法として、ポリ袋炊飯は大変効果的です。災害時の温かい食事は、生きる希望や活力を与えてくれます。心が不安な時こそ、元気の出る食事を摂って欲しいと、”くま子さん”もおっしゃっていたのが印象的でした。

このポリ袋調理は、食材と水とポリ袋があればどこでも作れます。ガスコンロが無ければ、焚き木を集め焚き火で茹でることも可能です。今回は非常時ではなかったので綺麗に盛り付け美味しく頂きました!全て一度に調理ができ、かぼちゃも柔らかく味が染み込み、お米もしっかり炊けていました。

皆さんも料理・洗い物めんどくさいなと思った日は、非常時の練習も兼ねてポリ袋でごはんを作ってみてはいかがでしょうか!

職業:東京農大 食農教育研究室
好きな料理、食べ物:寿司(エビ)
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コメント(5)

  1. まつかさん

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    2019年9月16日

    うたくんさん、はじめまして!

    完成写真を見ると、これがポリ袋によって作られただなんて、
    信じられないくらいのクオリティーですね!!

    メリットが色々ある中で、調理が鍋1つで出来ちゃう点が個人的にはヒットでした☆

    こういうのって事前に知っておかないと、いざそういう状況になった時に「何も対応できない、、、」ってなりかねませんもんね

    勉強になる投稿、ありがとうございます♪

  2. 一原沙和子さん

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    2019年9月16日

    こんにちは!
    ポリ袋で調理は驚きました。
    非常食は準備していますが、非常時にこういったいつものご飯に近いものが食べられた方が精神的にも安心しますよね♪
    ポリ袋であればストックしていても場所をとらないですし早速真似してみようと思います!

  3. 金子典世さん

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    2019年9月16日

    ポリ袋を使った料理、以前テレビで見たことがあります!
    千葉の台風被害のこととか今ニュースになっていますが、こういった知識はとても大切だなと感じています。
    とても勉強になりました。

  4. 大牧さん

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    2019年9月16日

    災害時の備えとして、非常食や水、救急道具などの物品準備も大切ですが、
    こういった知識や知恵など、いざという時とても役に立ちますね!
    『食』は人が生きていくためには欠かせないもの…。
    あらためて『食』との関わり方を考えさせられました。
    ありがとうございます!

  5. あ<span>さん</span>

    大江亜矢子さん

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    2019年9月16日

    ポリ袋とお鍋一つだけでこんなに品数多く、しかも一度の加熱で調理ができるなんて凄いですね!
    実際に災害が起きたときに知識を持っているのと持っていないのでは全然違うので、私も他人事だと思わずにこういった非常食を勉強していこうと思います!
    災害時じゃなくても普段から家で試してみたいクオリティーですね♪