台風・停電が心配な季節に|25年の調理師が教える、冷蔵庫の食材を無駄にしない備え方

こんにちは、調理師のおかだけんいちです。9月は台風のニュースが増え、

「停電になったら冷蔵庫の中身はどうなるんだろう」

と不安になる方も多い時期です。停電対策というと防災グッズの準備を思い浮かべがちですが、実は冷蔵庫の中身を守るためにも、ちょっとしたコツがあります。今回は25年の調理師経験から、停電時に食材を無駄にしないための考え方をご紹介します。

停電前にやっておくと安心なこと

冷蔵庫は扉を開け閉めするたびに庫内の温度が上がってしまいます。停電が予想される時は、あらかじめ保冷剤や凍らせたペットボトルを冷蔵室・冷凍室の隙間に詰めておくと、庫内全体の温度が上がりにくくなり、保冷できる時間がぐっと延びます。大きな保冷剤が手元になくても、水を入れて凍らせたペットボトルで十分代用できます。そして何より、停電中はできるだけ扉を開けないことが一番の対策です。

傷みやすい食材から優先して使い切る考え方

すべての食材が同じ速さで傷むわけではありません。肉・魚介類・乳製品・調理済みのお惣菜などは温度変化に弱く、傷みが早いので優先的に使い切るようにしましょう。一方で、根菜類(じゃがいも・にんじん・大根など)や、殻付きの卵は比較的常温でも日持ちしやすいので、後回しにしても慌てる必要はありません。「何から食べればいいかわからない」という時は、この傷みやすさの順番を思い出してみてください。

私がよくおすすめするのは、停電中でも火や水をほとんど使わずに作れる一品を覚えておくことです。冷蔵庫にある野菜を薄く切って塩でもむだけの即席浅漬けや、缶詰と冷蔵庫の余り野菜を和えるだけの一品なら、ガスや水道が心配な状況でも安心して作れます。

まとめ

停電への備えというと非常食や防災グッズに目が向きがちですが、冷蔵庫の中身を「守る」「使う順番を決めておく」というだけでも、いざという時の安心感が違います。台風シーズンが本格化する前に、ぜひ一度冷蔵庫の中を見直してみてください。

おかだけんいち(調理師)のプロフィール写真
職業:調理
資格:調理師、料理人(和食)
好きな料理、食べ物:和食全般
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