エコクッキングはいかがですか?

今回の北海道地震の経験を通して私なりの「食」について書きたいと思います。

時短でできる便利グッズとして電子レンジがもてはやされ、レシピ本も売れているようですが、さすがに停電では使えません。

私は普段から電化製品に頼らず、昔の道具と知恵を使う料理法=エコクッキングを大切にしています。

例えば土鍋ごはん。


30分浸水して、炊く量によりますが、10分から15分火にかけた後、火を止めて余熱で美味しいごはんがたけます。


また、ル・クルーゼの様な厚手の鍋ならエコクッキングが可能です。


一口サイズに切ったかぼちゃなら、2分火を通して止めて後は余熱で5分もしたら、食べられます。

今回震災を経験した生徒さんから、土鍋ごはんや常備菜など、暮らしの知恵を教えていただいてきた弘恵先生に感謝しています。というメッセージをいただい時は本当に嬉しかったです。

オール電化の住宅でもカセットコンロを常備し、安全な使い方、電気製品がなくても魚をフライパンで焼いたり、エコクッキングでいかに調理できるかを考えて作る体験をしておくのも一つの手だと思います。

乾麺なら、うどん・そばより水が少なくてすぐに茹で上がるそうめんの方が非常食には向いているので、我が家では常に常備しています。乾物、干し野菜などもあると便利です。非常食=カップラーメンではありません。

地震から数日たちましたが、買い物には行っておりませんし、食材のストックでまだまだ暮らせます。食べることは生きること。昔暮らしの知恵と工夫大事だなと改めて感じています。


地震4日目に作った朝ごはん


こちらは震災後に食べていた野菜の常備菜です。

ピーマンとだしを取ったかつお節の煮浸し
かぼちゃとだし昆布煮
三食豆のマリネ
あきしま隠元の塩麹和え
紫キャベツのナムル
ごまたっぷり人参ラペ

27年に地球温暖化防止全国ネットJNCCAのCプロジェクトに参加する機会をいただき、食育インストラクターのリーダー研修で学んだことも役立っております。

台風、地震など自然災害が増えた今日、地球温暖化の影響は否めません。

この現状を考え、暮らしを見直す節電、ゴミは最小限、エコな暮らし方を食育インストラクターは自ら実践し、伝えていくことが必要だと思います。

これからも皆さんと一緒に食育に取り組んでいきたいです。

:他資格
<だしソムリエ協会認定講師>
<豆腐マイスター協会認定講師> 

職業:食育関連
資格:食育インストラクター1級、食品衛生管理者、食の資格(その他)、料理教室先生、研究、食育活動
好きな料理、食べ物:素材がいきている、命を感じる料理
茶道、だし、豆、豆腐、食育を柱に和の文化と食文化の伝達人。
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コメント(4)

  1. 小竹一臣さん

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    2018年9月12日

    小葉松さん はじめまして。

    エコクッキング、とても大切な概念ですね。
    オール電化などが流行りつつ今、逆に停電に慌てずとも食を確保する、
    これこそが、災難の多い最近では必要な知恵だと思います。

    これからも、学ばせて下さい。

  2. 名畑のぞみさん

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    2018年9月12日

    弘恵さん
    こんにちは。
    震災大変でしたね。そんな中でもお野菜や豆いっぱいの美味しいそうなお料理が出来るなんて素晴らしい!普段から、乾物、乾燥野菜などを上手に使うことが大事ですね。
    これからも色々と教えてください!

  3. 笹川真緒さん

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    2018年9月12日

    初めまして!食めぐ編集部員の笹川です。
    地震大丈夫でしたか?
    最近、災害や震災が続いてもし自分が住んでるところにも起こったらと考えることがあります。便利で身近に使っている電気が使えなかった時の知恵とても参考になりました。
    食事であまり乾物を使いませんが、こういった時には非常食として使えるんですね!
    野菜の常備菜は色鮮やかでとても綺麗です!
    どんな時でも食は欠かせないのでとても勉強になりました!

  4. 軽部日佐子さん

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    2018年9月13日

    弘恵さん、震災大変でしたね。でも流石!食の知恵豊富なので、いざ!と言う時の今、役立つのですね。皆様にもっと知って頂きたいですね。